猪名川町文化協会とは
平成3年7月6日に猪名川町の色々な分野で文化・芸術の発展・高揚に携わる、町内41の団体を結集し設立しました。
猪名川の地を基盤として、あらゆる年代の方々の新しい文化・芸術の発信、猪名川町の文化の伝承・保護、そして文化の受け手となる次世代の育成を目的として活動しております。
平成17年4月1日より、猪名川町立”静思館”内に協会事務所を設置し、下表の協会・団体・同好会より役員を選出し運営しております。
猪名川町文化協会事務所
〒666-0244
兵庫県川辺郡猪名川町上野字町廻り22 国登録有形文化財 静思館内
Tel/Fax: 072-766-0013
休館日: 原則月曜日及び年末年始
開館時間: 午前9時30分~午後4時30分
猪名川町文化協会構成団体
2024・05現在
協会名・(団体・個人) | 所属数 |
---|---|
書道協会 ・猪名川書法会 ・古径書道会 ・書房「えとせとら」 |
3 |
美術協会 ・猪名川美術協会 |
1 |
音楽協会 ・イナウインズ・ジャズオーケストラ ・クラシックギター・安松太郎 ・フルート・依藤雅子 ・シンガー・ピアニスト佐々木よしみ ・太鼓 唄 鳴物・祝丸(のりまる) ・サクソフォン・野島レナ ・カホン・中山拓人 |
7 |
茶道協会 ・猪名川町茶道協会 |
1 |
合唱協会 ・コールアゼリア ・猪名川混声合唱団リバーコール ・男声合唱団ウィスタリア ・女声コーラス”はみんぐ” ・コーラスサークル J・未来 ・プーランクポッパーズ |
6 |
(団体) ・猪名川盆栽同好会 ・猪名川いけばな同好会 ・松平正美 パッチワークキルトの会 ・着物アート・木工(日野上工房) ・猪名川クラシックギター愛好会 ・猪名川食文化研究 ・雲雀組(邦楽) |
7 |
(個人) ・木版画 ・色鉛筆画 ・生田流箏曲桐韻会 猪名川支部 ・ダンス・デ・フレンズ ・アート写楽 ・創作人形 ・日舞あやめ会 ・和太鼓はごろも |
8 |
「静思館」
猪名川町役場の南側に隣接してたたずむ茅葺屋根の家「静思館」。
この静思館は猪名川町で最も大きい民家の一つとされている「旧冨田家住宅」を昭和58年に町が買い取り、文化の向上に役立てる目的で一般に公開しています。
「旧冨田家住宅」は美術商として知られた冨田熊作氏(故人)が、出身地である猪名川町上野の2,505平方メートルの敷地に、昭和7年から3年の歳月をかけて建てた和風建築物です。
茅葺き屋根に総桧造りの主屋、4つの土蔵、表門など、建築面積534.3平方メートルの広壮な屋敷です。京都の棟梁に依頼し、全国各地から良材を集め、江戸時代の豪農の屋敷を模して建てられた大邸宅でしたが、仕事柄、外国人などを接待するという目的にもそった近代的な設備も備えていました。
表門を入ると広い中庭の奥に土間の玄関があり、6~10畳の和室が7室と離れの内庭に面して茶室も設けられています。
内部には当時の面影を伝える家具や道具類がそのまま残されており、訪れる人の郷愁を誘います。
「静思館」という名称は深い緑と清々しい空気に恵まれた自然環境のなかで、来館者に憩いと静思の場を提供する建物であることから名付けられました。
猪名川町では、古き良き時代の民家を町内外の方々に観覧していただき、また、グループ活動、生涯学習の場としても広く利用していただける文化施設として開放しています。☆「ひょうご住宅百選」(昭和62年選定)
☆国登録有形文化財(平成16年登録)
☆兵庫県景観形成重要建造物(平成20年指定)
平成17年4月1日より、この”静思館”内に猪名川町文化協会事務所を設置しております。
富田熊作氏
明治5年(1872)、中谷村上野(現:猪名川町)で酒造業を営んでいた富田太郎右衛門(とみたたろうえもん)の次男として生まれました。先祖は宇和島城主富田信濃守(とみたしなののかみ)の流れを引く旧家でしたが、家業の衰退により12歳の時、神戸にあった池田合名会社(骨董貿易商)に勤めました。その後明治36年(1903年)に山中商会(東洋古美術を主とした貿易会社)に入社、ほどなくロンドン支店長として英国王室などの大コレクターを担当しました。大正11年(1922年)50歳で山中商会を退社後、京都で美術商を営み、スイスの大富豪アルフレッド・バウアーのコレクション収集を手がけたことは有名です。第二次世界大戦勃発前までは毎年のように日英間を往復していましたが、事業から引退した後は京都も引き払い、昭和28年(1953年)81歳でなくなるまで、故郷の中谷村で浄瑠璃や囲碁、将棋などの趣味を楽しみながら余生を過ごしました。
利用案内
【開館時間】 9:30-16:30
【休館日】 月曜日(祝日の場合はその翌日) 12月29日-1月3日
【観覧】無料 但し、貸館使用申し込みが入っている場合は観覧できないこともあります。
貸館案内
静思館は貴重な昔の建物の中を観覧していただけるほか、サークル活動や生涯学習の場としても広く一般に開放しています。所定の使用申請手続きをすれば、主屋の和室や茶室を貸館として利用することができます。
利用上の注意
敷地内はすべて禁煙です。
指定された駐車場以外に駐車しないでください。
無断で設備及び備品を使用しないでください。
静思館の使用料
観覧は無料です。
和室・茶室 1時間700円です。
町外居住者は、2倍の使用料となります。
各室の使用申込は、使用日の3日前までに猪名川町教育委員会教育振興課、社会教育室に来庁、もしくは電話等で申し込んでください。
・所定の使用許可申請書に必要事項を記入し、提出してください。
・利用日当日、使用許可書と納付書控えを管理人に提出してください。
※ 政治・宗教活動および営利目的の使用はお断りします。
また猪名川町の条例・規則に違反する場合は使用許可の取り消しまたは使用を停止することがあります。
【使用できる時間】
開館日の午前9時30分~午後4時30分 (1時間単位)
※使用時間には準備・後始末等に要する時間も含まれますのでご注意ください。
【注意事項】
・利用日の3日前よりキャンセルされた場合、使用料は還付できませんので、ご注意ください。
・使用後は元通りに片付け、清掃をお願いします。万一、使用の際に建物や備品を汚破損された場合、相当額の弁償をしていただくことがありますの
で、ご注意ください。
・許可された場所以外には立ち入らないでください。
・館内では管理人や所管職員の指示に従ってご利用ください。
使用申込先
猪名川町教育委員会教育振興課社会教育室(第2庁舎2階)
TEL 072-767-2600 FAX 072-766-8904
〒666-0292 兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11-1
駐車場
静思館の正門横に駐車場(3台)があります。
北側に隣接する猪名川町役場の駐車場も利用できます(静思館には通用門から出入りできます)。
敷地内道路
昭和7年から3年の歳月をかけて建てた和風建築物ですので敷居や段差が各所にあります。
誘導案内
敷地内通路や建物内部に視覚障がい者誘導用ブロックはありません。
点字による触知案内板はありません。
音声誘導装置や音声案内装置はありません。
管理人が常駐しており、ご要望により随時対応いたします。
建物の主な出入口
外部出入口には敷居があり、引き戸や開き戸になっています。
昇降設備
車いす使用者が利用できるエレベーターはありません。
乳幼児設備
授乳室はありません(ミルク用のお湯の提供等には対応可)。
トイレ
洋式トイレがあります。
車いす使用者が利用できる多目的トイレはありません。
トイレ内に乳幼児のおむつ交換台はありません。
その他設備
AED(自動体外式除細動器)あり。
補助サービス
貸出し用車いすはありません。